
いよいよ間近に迫ってきたプライムデー。
「プライムデー中はどのようなことに注意すればよいだろうか…」そんな不安を抱える方へ、Amazon公式パートナーの私たちがプライムデー期間中と終了後に抑えておきたいことをお伝えします!
プライムデーの動きとは?
プライムデーを初めて迎える方は、注文数やセッション数がどのように動くのか想像しづらいと思います。そこで、私たちのクライアント様の日別データを公開いたします。

先行セールは平常時の約2倍の注文数、本セールは平常時の約10倍の注文数でした。
今年も同じような動きをすると思われますが、昨年と異なる部分としては、先行セールが3日間、本セール (プライムデーセール)が4日間という点です。しかも初めて本セールが土日(7/12-7/13)をまたぐので、この土日は期待大ですね。
プライムデー中にやっておきたいこと
①予算ルール設定でクリックを取りこぼさない
セール中はクリック数が平常比150〜200%に跳ね上がり、入札単価も上昇する傾向があります。
まずは「予算ルール」で上限を自動拡張し、残高切れによる配信停止をゼロに。
予算ルールについてはこちらを参照ください(AmazonAdsに遷移します)
②当日の価格&在庫調整で競合に勝つ
プライム会員限定割引やクーポンは当日でも設定変更可能。(ただし反映されるまで時間を要します)
競合の施策や価格をスクショで把握しておき、価格差が大きいようであればクイックに設定変更してもよいかも。
また、欠品=機会損失につながるため、FBA補充が間に合わない場合はFBM併用でカバーしましょう。
プライムデー後にやっておきたいこと
③広告投資は軟着陸を意識する
セール翌週は検索流入がまだ多い時期。ここで広告を急停止すると売上が落ち、検索順位の回復に数週間要することも。広告予算は通常よりも少し多めにしておくことをおススメ。
プライムデーの期間はクリック数が多くなるため、日予算を高く設定していると思われます。
その場合、セール翌日に通常予算に戻すのではなく、通常予算の1.2倍~1.5倍にしておくことをおすすめします。
④アフターセールを実施する
セール後は「アフターセール」を独自開催し、“買い逃し層”を呼び戻すことも得策。
プライムデーというビッグセールであっても実質4日。プライムデー自体を忘れている方もしくは「プライムデーで買ってよかったもの」のような記事を見て調べる方、様々なケースが世の中には存在します。
そのような方に向けて、クーポンまたはブランドオーナー様であれば「ブランド割引」を利用してアフターセールを実施することは効果的です。実際に弊社クライアント様でもアフターセールとして10%クーポンを配布したことで、売上の急降下を防止したという事例もございます。
まとめ
プライムデーの期間中と終了後は「このあと」の成功につながるアクションが多いです。
- 広告は「予算ルール」でクリックを集め続けよう
- 価格&在庫は競合差分を即反映
- セール後の継続投資で急失速防止
気になった方はひとつでも試してみましょう!
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著者プロフィール
齋藤 英一(さいとう ひでかず)
株式会社ウェルボン 東京支社長
Amazon運用支援事業 統括責任者
- 2009年 株式会社ウェルボン入社
- 2018年 Amazon運用支援サービス「Salesdoctor」を開始
- 2024年 Amazonふるさと納税中間事業者サービスを開始
- 支援実績 延べ 250社以上 の出品事業者・年間 25,000 ASIN を運用
- サービス範囲 広告最適化/商品ページ改善/物流支援まで ワンストップ で提供
- 登壇歴 アマゾンジャパン共催セミナー 32回(2025年1月時点)
- 教育事業 Amazon出品者向け教育プログラムを企画・運営
「Amazon運用に悩むすべての方をサポートする」をモットーに日々活動してます。